2017年10月、国際海事機関(IMO)の第70回海洋環境保護委員会 (MEPC70)において2020年1月以降一般海域において使用する 船舶用燃料の硫黄分を従来の3.5%から0.5%に規制強化することが決定されました。
SOx排出規制強化の対応3つの手段。
1.LNGの使用
硫黄分を全く含まない液化天然ガス(LNG)を燃料と使用する。
2.スクラバーの設置
従来通りの高硫黄分重油を使用し船上で排気ガスを脱硫する脱硫装置(スクラバー)を設置する
3.低硫黄燃料油への切り替え
0.5%以下まで脱硫された軽質低粘度のMarine Gas Oil(MGL)或は軽質油と重質油を混合して作るブレンド油を使用する
然しながら、LNGの使用、スクラバーの設置には障害が多く船舶向け燃料油に大部分依存しなくてはならないのが現状です。従来の高硫黄分燃料より高価な原料を使用するためコストアップが見込まれます。
燃料費の高騰に依る諸経費の増加に対処する一つのアイテムとして
船体抵抗を減らし燃費に貢献する水中ロボットによる定期的な船底清掃をご提案いたします。